「仕事は中止だ。デカがいる。」

サモ・ハン・キンポー監督、主演のはちゃめちゃアクション・コメディ映画です。

サモ・ハン・キンポー扮するマイケルは、プロのスリ師です。今日も仲間とスリの練習をしていました。仲間は師父と2人の男性と女性の4人組です。

そんな彼らが、ナンパをしにディスコに繰り出すと、素敵な女性と知り合いました。仲良くなれ喜んだマイケルでしたが、女性は婦人警官だったのです。

いろんなスリの手口が見られて、そこが面白い映画です。こんなスリのグループにターゲットにされたら、必ずスラれそうです。

1980年代の古いコメディなので、映像は荒いですが、ストーリーや脚本が分かりやすく、単純な言い回しがコメディとして面白いです。

また、当時の中国の社会風景が見られて、それも興味深いです。

もちろん、サモ・ハン・キンポーのことですので、太っていてもテンポの良いキレキレなアクションを観せてくれます。

無駄？なシーンも多いので、暇なときにポーッと観るのが良いと思います。

「あのデブ、トラボルタのつもりか？」

…ディスコにミッキーマウスのトレーナーってどう？

昭和香港パラダイス②

懐かし映画第２弾。

実はこれも大好きだった。そもそもデブゴンシリーズは時代劇が多く、当時の僕にとってはどこか古臭いものという印象が多かった。

でもこれは現代劇なの！（どうもデブゴンシリーズでは初の現代劇らしい）。当時のディスコとかもでてくるし適度にエロなとこもあり（おっぱいぼよよんシーンとか）当時の僕は興奮したなぁ。必要ないと思われるバイクシーンも楽しい。今見ても当時の香港の息吹が伝わるようでいいんだよ。

そしてなんといってもスリの手口の巧妙なこと。いわゆるピカレスクロマンになるけど（実際デブゴン達は人を殺してもへらへらしている）その責任感のなさも込みでこの時代の映画だなぁと改めてしみじみ見た。白状します。結構大好きだよ！

ジャッキーの清廉さも好きだけどサモ・ハン・キンポーの清濁あわせ飲んだ感じのが好き。当時の小学生はジャッキー一色だったけど実は僕はサモ・ハン派であったんだ。

そうそう、お色気シーンでは簡単に寝てしまうのも好きだった。ジャッキーなんか子供だよ。やっぱりサモ・ハンでないとと耳年増な当時の小学生は思っていたんだ（ちなみに背中にひっかき傷があるのも芸が細かい。実際大人になって背中を引っかかれたことは一度もないが）。

というわけでデブゴンシリーズの中では（たぶん全部見ているはず）一番好き。それは当時の香港という猥雑な雰囲気と並行なのかもしれないね。

※謎の大男が出てくるけどこれは００７のリチャードキール的なものなのかなぁと今回見て勝手に思った。パンストかぶっているだけという芸のなさも好き。

※パンにフォークを刺してタップを踊らせるシーンが大好き。僕はチャップリンより断然サモ・ハン派。

※結構血生臭いのでジャッキー派は眉をしかめるかもしれないけど僕は不良番長シリーズなんかも好きなんで別にオッケーです。というかこのころの映画は命は紙よりぺらぺらだ。

※今回は水島裕吹替えで鑑賞。やっぱりサモ・ハンは水島裕だよね。広川太一郎と並行で僕のレジェンド。

2017年 31作目

サモ・ハンとフランキー・チェンのコンビでスリをするというお話しです。
(かなりのザックリ具合でスミマセン…)

前半ではスリの日常がほのぼのと描かれている感じですが、後半ではヤバイ人のとあるブツをスるハメになったが為にクライムアクションへと展開していきます。

後半でのサモ・ハンと敵の手下役のディック・ウェイとの一騎打ちがスピード感があってよかったですね。

でも、なんと言ってもリチャード・ンの圧倒的存在感には誰も敵わないでしょう。
彼ほど短パンとハイソックスがしっくりくる俳優さんはいないんじゃないでしょうか…