くわまんG

エレクション 死の報復のくわまんGのレビュー・感想・評価

エレクション 死の報復(2006年製作の映画)
4.0
あらすじ:支配しようとすれば支配されるぞ。

脅迫と懐柔で専横を極めていた現会長ロクだったが、飼い犬のジミーに牙をむかれ、次期会長選にむけて大量出血の予感が…というお話。

全てを欲して全てを失った男、全てを得たけど欲した自由を失った男、何も手に入らなかったけど自由を得た男、三者三様の黒社会生活を追います。

刺殺、撲殺、そしてミンチ…より静かに、よりエスカレートしたバイオレンスにゲボ不可避。翌朝に持ち越すレベルのエグさ。

誰かの幸せを踏み台にして幸せになれるはずもなく、「和を以て貴しとなす」の副題が強烈な皮肉に。仁義を通したジェットだけが一服の清涼剤でした。