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ミネソタ大強盗団のHKのレビュー・感想・評価

ミネソタ大強盗団(1972年製作の映画)
3.3
『ライト・スタッフ』などのフィリップ・カウフマン初期の監督作品。
西部劇ではお馴染みの無法者コール・ヤンガーを西部劇のイメージのないクリフ・ロバートソンが、同じくジェシー・ジェームスを『ゴッドファーザー』で名が売れる直前のロバート・デュヴァルが演じています。
他にはペキンパー作品の印象が強いR・G・アームストロングやマット・クラークなども。

ヤンガー兄弟やジェシー・ジェームス、ピンカートン探偵社などと言えばウォルター・ヒルの『ロング・ライダーズ』も思い出しますが、こちらの方が8年ほど早く製作されてます。
時代考証に力が入っており、史実に沿った内容は興味深くはありますが、登場人物は悪党やバカばかりで感情移入できないため、かたぎの衆にはあまりオススメできる作品ではありません。マニア向けと言えましょう。
何発撃たれようが当たり所によってはなかなか死なないところもリアルです。

この悪党たちの末路はプレステの『レッド・デッド・リデンプション』ファンには共感ポイントありかも。
音楽がデイブ・グルーシンだったのが意外。
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