今までの続編ではなく、最初の作品をメタ的に取り扱った作品。
なんと作品内設定でエルム街の悪夢が流行って主人公のナンシー役のヘザー・ランゲンカンプとフレディ役のロバート・イングランドが本人役で出ているというもの。んで監督は1作目監督のウェス・クレイヴンで本人も本人役で出ている。なんのこっちゃ笑
監督はどうやらメタネタが好きらしい。スクリームシリーズでもやってたもんな。
肝心のストーリーはエルム街の新作撮影中にホンモノのフレディが現実世界に出てくるようになった、というものでナンシー役のヘザーが息子を守るためにリアル悪夢に立ち向かいます。
フレディ関係の描写はさすが産みの親ウェス・クレイヴンで、恐怖と笑いのいいラインを狙っている。それでいて自分の作品のオマージュも欠かさないというファンサービスっぷり。
だが現実になるフレディが、ってやられても正直反応に困るのであってちょっと反則気味な展開である。映画内の現実、主人公の夢、そして今までの作品という多重構造は確かにいいアイデアかもしれないが、イマイチ乗れなかった。純粋に作品のキャラでやったほうが映画として観れたような…
それならどうせもう一層、すなわち見てるこっち側にも働きかけるようなものがあれば振り切っていていいかもしれなかった。
ヘザー・ランゲンカンプは可愛かったな笑