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キングコブラのYOKのレビュー・感想・評価

キングコブラ(1999年製作の映画)
1.8
コブラ(蛇)が観たくてつけたのにコブラ出てこない。どないなっとんのや。コブラ目線のカメラワークと脱皮した皮とガラガラ蛇のしっぽでこちらが満足すると思うなよ?おん?

主人公(?)のお医者さんがタイカ…ワイティティを若くした感じで可愛かったところだけ100点満点で、他はうーん…。のんきな蛇討伐映画って感じ。緊迫感ない。

肝心の蛇が襲ってくるシーンは役者さんの演技と蛇目線のカメラと影に全てを委ねてて、逆にレトロで素敵に可愛い。平成って感じ。

1999年の映画って考えたらよく頑張ってると思う。空から恐怖の大王が降ってくるぞ!って言っていたあの時代の産物って考えるととても感慨深い。懐かしい時代だね。

街のおじいちゃんたちが唐突に「ぶっ殺してやるぜ」ってノリノリで準備し出すところとかすごく昔くさい。良い意味で午後のロードショーって感じ。ベスト・キッドのミヤギさんも出ててとても豪華なおじいちゃん陣に脱帽。

なんかやべぇ蛇が街の人襲っててやべぇぞ、な状況なのに少人数で対応しようとするからピールパーティーなんか開いちゃったりしていまいち緊迫感にかける。緊急事態宣言出せ。街のサイレンを打ち鳴らせ。

蛇討伐に繰り出すズッコケ4人組がダメそう感出しまくってて笑えるのと、音楽がふざけてんのか本気なのか分からないチョイスで単純になんだこれって疑問が湧く。

あと蛇めっちゃ脱皮する。実験の産物だからかなんなのか成長速度がSランク。対する人間の武器は心許ない。ミヤギさんがウキウキ楽しそうなことだけやたら伝わってくる。(この映画ではミヤギさんって名前じゃないと思うけど、便宜上ミヤギでいく)

蛇に噛まれるシーンが上手いこと映らないのでいつの間にかやられてるし、ミヤギさんがめちゃくちゃ蛇相手二「セス!セス!」とか名前つけちゃって1人で立ち向かっちゃうしでラストまで、こいつら何してんねん…としか思えなかった。名前つけると愛着わくからダメだってば、ミヤギさぁん。(湧かない)

最初から最後までドキドキしないし、何してんだろ?って作品だった。ってかなんで捕まえた蛇放置してんの?軍隊呼ぶか蛇を始末するかしろってば。何してんだよ、もー!

主人公役の男性が感いい顔してたってだけだった。
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