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テナント/恐怖を借りた男のArxのレビュー・感想・評価

テナント/恐怖を借りた男(1976年製作の映画)
4.0
投身自殺した女の部屋に住み始めた主人公は、近隣住民からの騒音への過剰反応に悩まされる。その上、自殺した女と同化させようと面白半分でさせてくる事に病んでくる。

YouTubeでの考察では、同じアパートで他に住民達から迫害されている人がいて、それが身体障害を娘に持つ親子である事、また投身自殺した女がレズビアンだったことが示唆される事から、アパートの住民を通してノーマルでは無いものを排除する社会を描いているとあってなるほどーと思った。

そう考えると、主人公が住んでいて、舞台となるのが家(Home)ではなく、あくまで一時的に借りているアパート(Tenant)であることや主人公はフランス国籍は持っているがポーランドからの移民?で、劇中でも何度かそのことに触れられている事にも納得がいく。

あと、イザベルアジャーニが可愛かった。
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