んーー、入り込めない。

何なん！ この邦題は！ と顔をしかめた記憶。
原題の「Lea」ではわかりにくかったのでしょうか。当時家族の介護をしていたので介護を扱っている、という内容から鑑賞。

ヒロイン、レアは大学に通う傍ら認知症を患う祖母のためにナイトクラブのウエイトレスをして祖母の介護費を稼ぐも、病気が進行し施設に入れるとなるともっと収入が必要になるため、給料がいいストリッパーとして働くようになる。そんなレアを恋の要素で救おうとする男もいるけどそれは一時的なもの。レアは独りで苦しみ、大学でも浅はかな教授に軽く扱われ、職場でもトラブルがあり解雇される。何もかも失ったレアは祖母に「もう来ない」と告げて、ただただ海沿いをひた歩く。

それでいいんだよ、と思った。これからレアがどうなってしまうのか判らないけれど辛いことばかりで、自分の身を削るだけの人生なんて選ばなくていい。それは「逃げ」じゃない。まだまだやり直しがきく若さも体力もある。彼女に救いの道がありますようにと願った。

レア役のアン・アズレイが脚本にも関わっていてメッセージ性のある作品だと思うが邦題の軽さとアダルトというジャンルではうまく伝わらなかったイメージです。もちろん性表現はあるけれどそれ以上にレアの苦しみにスポットを当てないと何を本当に描きたかったのか判らずラストが中途半端になっている感じが否めない。

夜中にムービープラスでやってたからボーっとしながら見てたのだけど、盛り上がるとこもないので眠くなる。私は気づいたら寝てました。