ドラマ「怪物」、映画「復讐者に憐れみを」のシン・ハギュン出演、パク・チャヌク監督作ということで鑑賞。
パク・チャヌク監督の「復讐三部作」の２つが非常に面白かったのと、ドラマ「怪物」ですっかりファンになったシン・ハギュンが出ているとあって、俄然観たくなった。
不慮の事故からバンパイアになってしまった神父・サンヒョンと、夫との抑圧された日常から逃れたい人妻・テジュ。お互いを強く求め合う二人は、自分の欲を満たすための逢瀬をとめられない。渇くほどに血に飢えた神父と、味わったことがない快楽に悶える人妻。しかし二人には衝撃の運命が待っていた。
ものすごい閉塞感と、ちょっとしたファンタジー。ファンタジーと言っても、それは神父がバンパイアであることくらい。それ以外は、韓国映画らしさが存分に出ていた。
今まであまり通ってこなかった、ザ・濡れ場ありの作品でもあって、とても新鮮。
韓国映画全体に漂うウェットな感じが相まって、余計にエロい。
韓国らしいバンパイアものとしては、楽しめたけれど、タイトルから連想した感じとは少し違って、「あ、そっちの渇きか」となってしまったのが、ちょっと残念ではあった。
「オールドボーイ」の衝撃を凌ぐとあったけれど、私としては前者のほうが好み。
こちらは、別ジャンルと考えたほうがよいかもしれない。
ハリウッドに出てくる日本人もそうだけれど、韓国映画に出てくる黒人も違和感あり。予算の問題？
