松原慶太

アウトローの松原慶太のレビュー・感想・評価

アウトロー(2012年製作の映画)
3.6
トム・クルーズの「ジャック・リーチャー」もの第1作。ジャック・リーチャーは元陸軍憲兵隊の捜査官で、かずかずの軍功を立てたのち、除隊して姿を消した謎の男という設定。

この映画むかし見たことあったと思い出し、記憶に残ってないということは凡作かなと再生ボタンを止めようとしたのだが、序盤の展開があまりにも面白く、グイグイ引き込まれ、けっきょく最後まで見てしまった。

なんといってもトム・クルーズの人物造形ですね。この自信満々のドヤリっぷりが、腹立つのを通り越してカッコよく見えてくるという中毒感。なんなんすかね。

監督は「ユージュアルサスペクツ」の脚本家だったヒト。派手な画面展開は少なく、じわじわと伏線を張り、緊張感を盛り上げていくタイプの、通好みの作品かと思いました。そういう意味では、僕が2度目の鑑賞のほうが面白かったのも当然かもしれません。
松原慶太

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