ゆ、ゆるすぎる...。ここまでゆるい映画が未だかつてあったでしょうか。
良い意味で観客のことを無視した、ただブッダとキリストのほのぼのした日常を延々と見せる映画ですが、これがどんどん癖になってしまいます。
優しくてゆるい二人のやりとりを眺めているだけで、これを観ている自分まで優しい人になったのではないかと錯覚してしまう不思議な力を持った映画でした。森山未來と星野源の声が激ハマりしており、この二人の会話だけでもずっと聞いていられます。そんなキャラ萌えもこの作品の大きな魅力。内緒でクリスマスケーキ買うブッダ可愛すぎる...。
エンタメにおける宗教というものの表現の線引き (この宗教をこう扱うのはさすがにタブーでしょ、というライン) はきっと存在すると思うのですが、まさかの日常コメディに落とし込む切り口は、天才のそれだと思います。そんなのアリなんだ⁉︎ という驚きもありつつ。
そんで序盤のディズニーランド、隠す気無いでしょ。笑
星野源の『ギャグ』はもともと凄く好きな歌だったのですが、エンドロールで聞いてより好きになりました。
