KUJIRA

砂漠でサーモン・フィッシングのKUJIRAのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

随分久し振りの二回目。

薄っすらストーリーを覚えてるだけだと、面白かったかどうか曖昧になって来る。
特にこう言う作品は。

各自クセのある個性派揃い。
全てのキャラが愛おしい。

久し振りのユアン マクレガー。
イケメンなのに、内気で偏屈な釣りマニアにしか見えない演技。

若いエミリー ブラント。
あれ、今と変わらない。どうしても、強そうに見えてしまう。
2人が次第に惹かれ合うのが微笑ましい。

ここにシャイフと言うカリスマ金持ちが加わって化学反応。
あの落ち着いた雰囲気。只者では無い目力。

人望無さそうな上司。
口の悪い政府の女。
プリプリしながら、あなたは私の元に戻って来るのよ、と言い放つ嫁。

画面の向こうで、リアルな世界が展開されていて、その日常を垣間見ている様な感覚と言ったら大袈裟か。

芸が細かく、クスッとする場面が多々ある。
テンポが良く小気味良い。
マイナスポイントが無い。

砂漠で鮭を遡上させると言う突飛なアイディアに奮闘する人達、振り回されている人々。プラス、ラブロマンス。
それだけの話。
全然面白そうで無いあらすじ。

前観た時より印象が良い気がする。
ある程度歳を経ると、味わいが深まるタイプの作品なのかもしれない。
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