翼

砂漠でサーモン・フィッシングの翼のレビュー・感想・評価

4.2
これは…好きな映画!!
出てくる人が皆優しさと挑戦する心がベースにあって、ユーモアたっぷりで、バカバカしいけど知的で、熱心で、ああーー本質的に好きな映画ほど語彙力なくなるこの現象に名前つけてほしい。うまく説明できないんだけどとにかく好きってやつ。あああもどかしい。

鮭が泳いでるだけでグッとくる映画があるとは思わなんだ。遡上する鮭を見てピョンピョン跳ねて喜ぶ大人たちを見て、私たちの心も躍る。魚というコントロールできない生物とまるで心通ったような悦び。けど動物愛系の感動ではないんだよな、火星に行くほど困難な仕事に心酔しやり遂げた達成感だ。
なんつーか、仕事に熱中して夢中になってる感じがいいんだよね。その傍らに、そっと手を伸ばせば届くところに愛があるんだけど、それを追っかけ回すんじゃなくてやっぱり夢が大切で、でも愛に囚われてしまっているのも確かで、ああああーーみたいな。最高。
エミリーブラント、プラダを着た悪魔の時のイヤな同僚役時代からハチャメチャ美人だと思ってたけど本作で決定打。清潔感ある美人って究極だわ。ケツアゴだけど。リートンプソンの若い時然り、死ぬほどの美人はケツアゴさえストロボでふっ飛ばすくらいの光を放つね。いやむしろケツアゴが彼女を引き立てているのか?わからん。。とにかくケツアゴ美人。

魚影とユアンマクレガーってビッグフィッシュかよと思ったけど、かの名作に負けず劣らずのロマンティックな作品だった。
翼