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舟を編むのJINのレビュー・感想・評価

舟を編む(2013年製作の映画)
4.0
先日ちょうど日本アカデミー賞最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀主演男優賞受賞したばかりやけど、全く異論無いぐらいほんまにイイ映画だった。
今を生きる人のために辞書を作るという地味で地道で気長に忍耐力を必要とする仕事への静かな情熱と使命感が胸を熱くする。
どの俳優も演技がよかったなあ。
主演の松田龍平はコミュニケーション能力がめちゃめちゃ低い無器用で真面目な馬締君っていう役を演じてたけど、そんな彼にとっての天職とも言える辞書作りへ人生を賭ける姿には元気が出るし、恋愛に対しておろおろする姿はとても微笑ましく感じられた。
言葉は海で、辞書は舟。
今を生きる人に必要な言葉の辞書を十何年もかけて作るという地味な題材をよく映画にできたと感心。
原作小説も読んでみたくなった。
ああ、使命感を持てる仕事にめぐりあえた素晴らしさよ。
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