カテリーナ

レッド・ライトのカテリーナのレビュー・感想・評価

レッド・ライト(2012年製作の映画)
3.9
せつなさが胸に残る
結末は、思いもよらぬ事実が用意されていた
フラッシュバックを観ながら、その事実に沿って考えた時に腑に落ちなかったシーンがあった事を思い出した
冒頭のシガニー・ウィバーがまがったスプーンを不思議そうに見つめる所
超常現象を科学の力で解き明かすため
徹底的に調べて化学者の立場をきちんと説明した後だからその現象の違和感が凄い説得力で、最後までそれを引っ張る力がある
そして、キリアン・マーフィーの孤独感が胸に迫ってくる
雨の中を
彷徨うラストシーンまで一気に一定の緊張感を保ち、事実だけを
差し出す演出は素晴らしかった
説明的にならず決して押し付けがましくない、私の好きな作風でした
カテリーナ

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