しょうちゃん

ジャッジ・ドレッドのしょうちゃんのレビュー・感想・評価

ジャッジ・ドレッド(2012年製作の映画)
4.0
95年にはシルヴェスター・スタローン主演で映画化された英国発の人気コミック・ヒーローを、
より原作に忠実に再映画化したSFFバイオレンス・アクション。

荒廃した近未来を舞台に、
警察と司法の機能を融合させた司法官“ジャッジ”のトップエリート、
ドレッドが、
新人女性ジャッジを従え、
悪名高き女ギャングが牛耳る超高層ビルへと乗り込み、
無数の敵を相手に壮絶な死闘を繰り広げる姿を、
クールかつスタイリッシュなヴィジュアルと過激な残酷描写を織り交ぜ描き出す。

カール・アバーンが一度も顔を見せることなく、
冷酷にバッタバタと敵を倒していく。
コミック版では決して素顔をさらさないドレッド、
きちんと原作のルールを守り最後までヘルメットを脱がないのが良い。
その徹底したキャラクターとなかなかハードなバイオレンス描写が見どころ。
ビルに閉じ込められてひたすら敵を倒す展開は「ザ・レイド」を彷彿とさせる。
体感時間が凄まじく遅く感じるドラッグ「スローモー」を吸って殺されると、
そのプロセスや苦痛をゆっくりと味わうことになるのは面白い。
スタローン版よりも本作の方が好き。
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