群青

シュガー・ラッシュの群青のレビュー・感想・評価

シュガー・ラッシュ(2012年製作の映画)
3.3
日本のゲームキャラクターがディズニーに!
ということで視聴。
しょっぱなから笑わせてくれるなぁ!
クッパとかベガが一緒の所にいるのはなんとも言えない高揚感に満たされる笑
個人的にはMGSのビックリマークが小道具の中に入っているところ笑
効果音までバッチリ笑

このように、ゲーム世界の映像化したらこんな感じなんだろうな〜っていうのを見事に再現している。モブキャラのカクカク具合とかケーキのクリームがちょっとドットっぽくなってるところとか笑


さて肝心の内容だが持たざる者、というか持つべき者ではない者が、英雄になりたいという話。もうこれだけでご飯何杯もいけるぜ!
しかも悪役はゲームの世界でも忌み嫌われ避けられる。楽しみは終わった後のお酒しかない。おっさんか笑

他にも悪役の会でみんなで負の気持ちを共有したりと妙にリアルで面白い。

でもこのまま悪役もヒーローになれるぜ!とか、やっぱりダメなんだよ、悪役は悪役でなければ!みたいな両極端な着地をしていないのが良い。着地的には今の境遇を享受するが、大事な考えに基づいている。


ラルフが追い求めていたものはみんなからの賞賛でヒーローとしてもてはやされ、使命感を持って生きる事だ。しかし悪役ではその生き方は出来ない。だからラルフはヒーローになろうと奮闘する。道中で出会うヴァネロペもゲーム内のキャラにハブられながらも自分の地位を欲しがっていた。しかし二人の出会いを通じてメダル(地位)より一人の友達が大切だという事にラルフが気付く。だからこそのラスト。
ぱっと見、妥協しただけじゃんと思うかもしれないが、大人の社会でもそうだ。名刺ばっかりばらまいて交友関係と呼ぶには甚だしい。
広く浅くより、狭く深くだ。そういう縁の大切さを知るには良い映画だったね!
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