ジャーナリスト石井光太が、2011.3.11東日本大震災から十日間、岩手県釜石市の遺体安置所で見てきたことを映画化。
フジテレビ製作なので、もしかしたらこの時期に合わせて地上波でやるかも？なんて思って観たけど、これは…かなりヘビー。
辛過ぎる。
この作品は淡々と遺体安置所の出来事を追って行く。
次々と運ばれて来る泥まみれの遺体。
体育館に並べられていく様には映画を観てるだけでも滅入った。
実際にこの現実を目の当たりにし、疲弊しながらも生き残った自分達が今できることをと動いてた人達のことを考えると心底頭が下がる。
こうやって映画を観て、あの震災でのあれやこれやを観ると、当時の伝え聞いてたことももう薄らいでしまってたんだなっていうのを改めて思い知る。
人間って良くも悪くも忘れる生き物で、忘れるから前進できるし、忘れるからまた過ちも繰り返すのかと。
だから学ぶこと。
度々確認することの大切さを痛感。
とにかくこの映画は観た方がいい。
これは釜石市の遺体安置所の話やけど、他にも至る所で報道では伝え切れてない話がたくさんあるんやろうね。
こうゆう記憶を忘れないための映画の製作はとても大事なこと。
