松原慶太

ふがいない僕は空を見たの松原慶太のレビュー・感想・評価

ふがいない僕は空を見た(2012年製作の映画)
3.2
タナダ監督の作品を見るのは4本目ですが、そのなかではまあまあかなと思いました。

まずメインとなっている田畑智子と永山絢斗の話(アニメコスプレ好きの主婦と高校生の不倫)が、女性目線の願望というか妄想といった感じで、いまいち入ってこない。
可愛い彼女のいる高校生男子があの主婦に溺れるだろうか? 時制をシャッフルする意味もわからなかった。生々しいセックスをなんども見せられて食傷。女性のほうが共感できるのかもしれない。

逆に、脇役の窪田正孝、小篠恵奈が絡んでくるサブストーリーは、タナダ監督らしい今っぽいリアリティのある話でグッとくる。三浦貴大もバイトの先輩のちょい役なのだが強烈な印象を残す。こっちの話をもっと見たかった。
松原慶太

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