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PARKER パーカーのさんぴんのレビュー・感想・評価

PARKER パーカー(2013年製作の映画)
4.5

ステイサム映画のジャケ写ほぼ同じ説

ドナルドEウェストレイクの
悪党パーカーシリーズの映画化第5弾。

同シリーズで言うと
悪党パーカー/人狩りが'67年、'99年に
それぞれリー・マーヴィンと
メル・ギブソン主演で映画化。
その他にも映画化されており
悪党パーカー/汚れた七人 '68年
悪党パーカー/犯罪組織 '73年が
それぞれ映画化。

本作は悪党パーカー/殺戮の月を最後に
新作が無かったシリーズの
23年振り新作悪党パーカー/エンジェルから
数えて3作目、'62年の初代から
数えると19作目悪党パーカー/地獄の分け前の
映画化作品。

50年前の原作シリーズということもあり
アクションや設定なんかは
現代風にアレンジされているも
主人公パーカーの性格だったり
お色気風味だったり不死身さだったりは
伝統的なクライムアクション風味。

まーた裏切られて復讐するものかよ
ステイサムなんて思わず、
歴史ある原作にたまたま会う俳優がいて
たまたまそれがステイサムだっただけ

とはいえ、セガール映画の全てが
「ある日偶然遭遇したテロリスト達を
セガールがボコボコにする映画」と
まとめれるように
ステイサムも主演作に関しては
「仲間に裏切られたステイサムが
自分の正義を貫き鉄拳制裁する映画」と
まとめれる。いわばジャンル映画。

ジャンル映画はそれだけでも面白いことが
保障されるのに、そこにしっかりとした
原作が存在すればもう言うことなし。

まして監督が愛と青春の旅立ちの
テイラー・ハックフォード
トランスポーター、ワイルドカード
セイフ、バンクジョブでも
ステイサムと組んだスティーヴ・チャスマンもいて
職人監督×ステイサムの見せ方熟知マン
この組み合わせで面白くないわけが無い。

映画自体、テンポ感も良く
最後までしっかりやってくれる
メインの敵を倒してそのボス倒す所の
もういい充分楽しんだでしょ
こいつに使える尺もう無いよ感は
流石に笑えた(笑)

王道中の王道ストーリー
ジャンル映画としても
ステイサムを愛でる映画としても
最高の1本、大好きです。
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