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#映画備忘録 #20230109
#TheBatman
監督脚本/マット・リーヴス
脚本/ピーター・クレイグ
2022/アメリカ/176分
#映画部 #映画好きな人と繋がりたい
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アメリカンコミックスの老舗、DCコミックスを
代表するキャラクター、バットマンの若き日を、
マット・リーブス監督、ロバート・パティンソン
主演で映画化。何者かに両親を殺された過去を
持つ若き大富豪ブルース・ウェインが、バットマンとして
悪と対峙するようになって2年。
リドラーを名乗る男による連続殺人事件が
発生、警察と協力して犯人探しをしてゆく中で、
ゴッサムシティの闇が明らかになっていく。
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バットマンって何回映画化されるんだ、
ここ数年でもすごい映画化されてるイメージ
あるぞって調べたら、ノーラン版バットマンが
2005年の18年前で一人震えました。
逆を言うと、それだけノーラン版バットマン、
俗に言うダークナイトトリロジーの印象が
めちゃくちゃ強く、最近でもホアキン・フェニックスの
JOKERが流行った後の今、バットマンを
出してくる心意気、嫌いじゃないです。
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ここまで擦り倒されたバットマンを今更
どうやって映画化するんだろうとワクワクしながら
観始めましたが、なるほど、と思うくらいに
原点回帰したバットマンでした。
もごもご喋りもベン・アフレック版に比べたら
だいぶ聞きやすかったしね笑
バットマンと言えば基本ノワールもの。
荒廃した街、ダークヒーロー、ヒーローも
徐々に病んでいく、ファム・ファタールが居る、
今回のバットマンは条件揃ったちゃんとした
ノワール映画になってました。
(舞台はゴッサムだけど、ノワール条件の
荒廃したニューヨークかシカゴにしか見えないので
セーフでしょう)
ノワール映画であり、探偵映画であり、
ヒーロー生誕映画であり、バットマンであり。
そりゃ上映時間3時間いくわなっていう笑
ただよくありがちな、ただ要素を詰め込んで
みました、って訳でもなく、ちゃんとひとつの
映画、お話として作られているので、観てても
3時間はあっという間でした。
強いて言うなら、探偵パートのヒントは客に
解かせる急さらさら無いな、って思いましたが。
あの謎謎って英語で考えると正解わかるの?
日本語字幕で観ると、いまいち謎謎の答えに
なってないような気もするけど笑
レビュー読んでると、画面が暗いくて見にくい!
って意見多めでしたが、バットマンなんだから
そりゃ夜だし、今回がっつりノワールだから
暗いのは仕方ないでしょって擁護したい。
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あと今回のバットマンで目新しかったのが
キャットウーマンとの出会いが描かれてたね。
それもキャットウーマンの生い立ちと共に。
これすごく良かったです。
バットマン、ブルース・ウェインの溢れる
童貞感?が見れて。
過去作バットマンのジョージ・クルーニーも
マイケル・キートンも、ベン・アフレックも
クリスチャン・ベールも童貞感無かったけど、
ロバート・パティンソン版だけ何故にこんなに
童貞感が溢れるのか不思議でならない。
童貞感ってふざけてるようですが、好青年感とか
そういうのにも繋がるからね。
そういった好青年感があるからこそ、ラストの
人命救助シーンに納得感があるんだからね。
バットマンが人前に出て人命救助とか、
聞いた事ないでしょだって!!!!!
(そもそも今回のバットマン人前出過ぎだけどね)
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ラストの敵役達も、いわゆる名無し達、
リドラーに触発された奴らって面では、
ホアキン・フェニックス版JOKERに対して
オマージュというか、地続き感というか、
そういうのがあって良かったです。
個人的にはクリスチャン・ベール版が1番
好きなバットマンなのですが、それに次いで
好きなバットマンとなりました。
オススメです!