さんぴん

イコライザー THE FINALのさんぴんのレビュー・感想・評価

イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)
5.0
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#映画備忘録 #20231006
#イコライザーTHEFINAL
監督/アントワーン・フークア
脚本/リチャード・ウェンク
#TheEqualizer3
2023/アメリカ/109分
#映画備忘録 #映画好きな人と繋がりたい
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元海兵隊員で国防情報局(DIA)の凄腕の
特殊工作員だった過去があるロバート・マッコール。
ある日、イタリアのシチリアで負傷し、
近くのアマルフィ海岸沿いの静かな田舎町で
休むことになる。身内のように温かく接してくれる
人々の存在に救われた彼は、この町を安住の
地にしようかと気持ちが傾いていく。
しかしその町にも悪意に染まった者が
巣くっており、マッコールは大切な人々を
守るべく動き出す。
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公開日初日に行ってまいりました。IMAXGTレーザー字幕。
しかもプレミアシート。IMAX料金とあわせて
4200円もしました。これが正しいマッコールさんへの
向き合い方だと思ったので献金しました。
2014年1作目、2018年の2作目に続き、
今回がイコライザー最終章となります。
ざっくり過去作を振り返ると、1作目は
知り合いの娼婦を助ける傍らでロシアンマフィアを
壊滅させるビジランテムービー。
2作目は友人の復讐劇とマッコールさんの
過去掘り下げ回でしたね。
3作目は1作目のビジランテムービーの色合いが
強く、原点回帰+ブラッシュアップでした。
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お話はほとんど30分1幕での3幕構成。
ただ、なんでイタリアに居るのかの説明の
1幕目と、イタリアに居る悪い奴らとマッコールさんが
出会う2幕目はかなーりお話がゆったりまったり。
腕時計チラチラ見ながら、この進捗具合で
109分にまとまるのだろうかと思ってましたが
2幕目終盤、マッコールさんに火がついてから
始まる3幕目はもう怒涛の勢いでした。
イコライザーは過去作含め全作R15指定が
入ってますが、1作目、2作目は正直R指定が
無くてもいいのでは?と思える内容でしたが
今回はハッキリR指定の理由がわかります。
予告で流れてる、アバンの9秒のシーンで
もうバイオレンス溢れ出ておりニヤニヤです。
今作のために2022年から13kgの減量を遂げた
御歳68のデンゼル・ワシントンの体技もまた
キレキレなんです。ジョン・ウィックとは違い、
派手な体技は無いですが、確実に殺すやり方、
拷問的な質問シーンなどなど。もう乾杯。
レストランで痛さレベルの話をしてる時はもう
声出してふふふって笑っちゃいました。
そして突然始まる殺戮シーン。1幕目、2幕目が
ゆったりペースながらも、敵側のクソ加減というか、
それをやっちゃあ君マッコールさんに殺され
ちゃうよってことをたくさんしてくれて、
それはまあイライラする訳です。しかも弟の
かませ犬加減がまた素晴らしいです。
そんなこんなで、マッコールさんが安住の地として
選んだ街で悪さしたらそら殺されるわと。
しかもやり口が陰湿過ぎるからこそ、ラストの
カタルシスがもう大放出なんですよ。
マッコールさんに濡れました。
しかも!今回の!マッコールさんは!
殺り方が!まあ残忍たらありゃしない。
今回、画の撮り方がすごいホラー映画チックで、
ジャンプスケア的な演出もてんこ盛りのため、
もはやアクションではなくホラー映画でした。
暗闇からぬっと出てくるとか、振り返ればいるとか。
ラストの大ボス戦も最高でしたね。
勝手に店のリンゴ食うのはいかがなもんですが笑
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そして最後の最後で実は今回お話が二軸だった
ことが明かされるわけですが、もう感動です。
とあるアイテムが出てくるんですが、見た時には
もう感動で泣きそうでした。
監督インタビュー曰く、最終章と広告されてるけど、
デンゼルがイコライザー続編に興味を示すなら
続編あるかもよと言っていたので、是非是非
続編作って頂きたい。今回の新キャラコリンズ、
それはもうマイボディガードを彷彿とさせますが、
是非是非師弟もので作って欲しいです。
とにかく全編通して、観光映画要素と、過度な
暴力要素しかなくて最高です。
マッコールさんがイタリアで紅茶飲むか人殺すかの
映画なんですが、後悔しません、観ましょう。
ただ、安住の地を見つけたところで、1作目冒頭みたいに
人殺さないから不眠になったりしないといいけど。
寅さんみたいにふらふら旅行して行く先々でマフィアを
壊滅させて欲しいですね。
さんぴん

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