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ブレット・トレインのさんぴんのレビュー・感想・評価

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)
4.0


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#映画備忘録 #20230225
#ブレットトレイン
監督/デヴィッド・リーチ
脚本/ザック・オルケウィッツ
原作/伊坂幸太郎
#BulletTrain
2022/アメリカ/126分
#映画部 #映画好きな人人と繋がりたい
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まずはじめに、つい先日フォローさせて
頂いている方と、東京来たってことでランチに
行ってきたのですが、まさかの私が女性と
思われていたという衝撃事実がございました。
ここに謹んで訂正させていただきます。
29歳・男性・会社員・彼女無しです。
以後お見知りおきをお願いします。
この映画アカウントも5年やってきてまさか
過ぎて今年1番の衝撃でした笑
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伊坂幸太郎の小説『マリアビートル』を、
ブラッド・ピット主演で映画化。謎の人物から
指令を受け、東京発・京都行きの高速列車に
乗り込んだ殺し屋レディバグは、列車に
乗り合わせた殺し屋たちに、次々と命を狙われる。
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いやー。最高の映画でした。
監督にデップー2、アトミックブロンドの
デヴィッド・リーチ、そして製作がみんな大好き
87elevenの製作会社87northプロダクション!
舞台が日本、新幹線ということでなんで私は
この映画を劇場に見に行かなかったのか。
仕事の忙しさを言い訳にしていたことと、
どうせアレなやつでしょ、とタカを括っていた
ことを激しく後悔させられた映画です。
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日本舞台ということで、「欧米から見た日本」に
どうしてもアレルギーはあるものの、
エンドゲームの日本描写に比べたら億倍も
頑張って描いてくれてましたよこの映画!
まず新幹線の名前が縁(ゆかり)ってのがいい!
何その日本語wwってのもほぼ無かったし。
その辺はご心配無く観ていただける映画かなと。
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映画そのものも、B級アクションだろ?という
期待をいい意味で裏切ってくれる、きちんとした
列車×アクション×群像劇な映画でした。
やっぱり列車内アクションは新感染もそうですが、
舞台に制約が生まれるのと、何かしらの
タイムリミットが生まれる舞台なので、観てて
非常にわくわくするし、狭い空間だからこその
アクションというものがあり、それもまた楽しい。
今回はラストのどんがらがっしゃん以外は
もはやジャッキー映画でしたね!個人的には
トランスポーター3の列車内アクションを
思い出した場面が多々あります。そして身近な
道具、ギャレー内で酒瓶を使った格闘や、
ノートPCやブリーフケースを使った格闘は
正にジャッキーアクションでほんと楽しい!
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アクション以外のストーリー面でも、ほんと
意外な程にちゃんと群像劇になってる。
癖の強い殺し屋達がわらわら集まってくるのは
まさに07年の「スモーキンエース/暗殺者がいっぱい」を
色濃く思い出させますが、あれに引けを取らない
面白さだったと思います。
あと各キャラの名前出す画面のタランティーノ感(笑)
個人的本作内激推しのコンビのトーマスの
うんちく話とか、画面以外にもタランティーノ感は
すごく出てましたしね(笑)
あとブラピがふざけてる映画でよくやる、
ちょっとした間、わかってくれる人いるかな、
首をちょっとかしげて、間を作ってから次の
アクションに移っていくのが大好きなんですが、
今回もありましたねー!ホーネットとの戦いの
決着つける場面、最高で思わず濡れました。
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そして何より。ふざけた日本描写も許せるのが
もはや本作唯一の良心、真田広之ですね。
さらにお年を召して貫禄倍増になっている真田さん。
エンドゲームでのチョイ役なんかではなく、
がっつり映画に参加してて嬉しかった涙
画面を引き締めるあの顔面力。ほんと大好きです。
真田広之が出てるから大体のことは許せた。
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いい意味で、頭空っぽにして楽しめる映画です!
いい意味で、っていうのは、粗探しをしなくても
ずっと楽しく観れる、ストレスが無い、
ストーリーが複雑ではない、観た後に何も頭に
残らないっていうのを指します。
恐らくコロナ禍で撮影やキャスティングに大幅な
制約があったと思われるこの映画、元々は
アントワン・フークアがもっとダイ・ハード寄りに
作ってたという土台もありますが、本当に
楽しい映画です!この土日は200円でレンタルできます!
オススメです!
さんぴん

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