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さよなら渓谷のJINのレビュー・感想・評価

さよなら渓谷(2013年製作の映画)
3.1
原作は吉田修一。
『悪人』の時と同様に複雑なものを感じた。
正直こうゆう関係性っていうのは理解しがたいけど、自傷行為に近い感覚なのだろうか?
真木よう子の「何でもしてくれるんでしょ?じゃあ私より不幸になってよ。目の前で苦しんでよ!」っていう台詞が強烈に残ってる。
一生の心の傷を負う程のことをされた相手への憎み方っていうのも人それぞれなんだろう。
自分と一緒にいることで相手が苦しむならあえてそうしてやろうという憎み方が成立するには、相手の中に罪悪感があることが前提となる。
その二人の狭間の感情を何が繋いで、どう変わるのか?そこを考えてしまう。
幸せになるための人間的資格なんてものがいるのか?
幸せになるって怖いことなのか?
許すとはどうゆうことか?
モヤモヤしてしまった。
難しい役どころを真木よう子が好演。
彼女巨乳やね(笑)
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