ちゃんちゃん焼き

終戦のエンペラーのちゃんちゃん焼きのレビュー・感想・評価

終戦のエンペラー(2012年製作の映画)
3.8
映画館まで行ってさらにCSでも観てしまった。特にすごく優れてる戦争映画、というわけではない気がするけれど、アメリカ人が日本人の「建前」と「本音」に迫った映画というべきか。日本人が聞いていてもよくわからないこのふたつを西洋式の理性で理解しようとした感は伝わった。ラブロマンスは(古きよき時代の)日本式だし、数々の知られざる歴史的事実(と言ってもこのあたりの歴史に詳しいひとには周知のことかも)は目新しく、勉強にもなった。マッカーサーと昭和天皇が何を話したのかはもう誰にもわからないことなのだろうけれど、本音を語り合い、それがいまの両国の基盤となっていると思うと感慨深い。