ちゃんちゃん焼き

ナチスに仕掛けたチェスゲームのちゃんちゃん焼きのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

邦題の評判が悪いようだけど、邦題を信じると内容がかなり変わって見える。

ナチスを騙して狂ったふりをして釈放されるも精神を病んで現実と虚実の境目が曖昧に。
実は船のことは妄想。
本当の場面は最後だけ。妻は付き合ってアメリカに渡ったふりをしている。
そうじゃないとオデュッセイアまで忘れるのは変な気がする。物語まで忘れてるということは自我がないのか、もしくは銀行の暗証番号とともに全て忘却の海へ投げてしまったのか。

などという風に思い返すとだいぶ違う。
ちょっと忘れてしまったが、船で名乗れと言われた名前は名前もチェスの名人の名前だったのでは…?
もう一度見直したい!
それにしてもオリヴァー・マスッチの演技とてもよかった。帰ってきたらヒトラーと真逆の役なのにすごい。憔悴する人間が最も簡単に想像できた。
ドイツ語はかなり忘れてしまったー。時々単語がわかって、内容はきつかったけど、楽しかった。