⚪概要とあらすじ
フランスの鬼才レオス・カラックス監督が、『ポーラX』以来およそ13年ぶりに単独でメガホンを取った異色作。
夜もふけた頃に、ホテルの部屋で目を覚ました男レオス・カラックス(レオス・カラックス)が、隠し扉を発見し下りていくと顔のない観客たちであふれた映画館へと続いていた。一方、オスカー(ドニ・ラヴァン)は豪邸から子どもたちに見送られて真っ白なストレッチリムジンに揺られて出勤。美しい女性ドライバーのセリーヌ(エディット・スコブ)が車のそばで彼を待っており...。
⚪キャッチコピーとセリフ
“人生は、終わりなき舞台”
「ホーリーモーターズ」
⚪感想
難解だけど好きな映画ではある。
最初はつまんないかもって思っていたけどそのあとはどんどん引き込まれて行ってしまった。
『TOKYO!』で使われていた役であるメルドがこの作品も出てるなんて不思議。
花を食べるのとゴジラのテーマ曲は安定なのか。
ドニ・ラヴァンの演じ分けが引くほど凄い。怪演。
オスカーに銀行家に物乞いにモーションキャプチャーの男にメルドに父親にアコーディオン奏者に殺し屋に殺されるギャングにヴォーガンに家路に着く男に。
モーションキャプチャーのシーンがどこか受け入れられなさがありつつ美しさがあるのがたまらなくいい。
エバ・メンデスはすごく美しかった。
途中のミュージカルが謎。
分からないことだらけなんだけど考えたこと表現したいことをこう表せるって素敵。
個人的な解釈でいくと、もしかしたらこの世の中にはこういう仕事の人が身近にいるのだろうって思った。いつも仲良くしている親友は、それが終われば芸能人に、はたまた殺人鬼に。
本筋は誰もが演じてるとかそういうことかもだけどね。
どこか想像力を掻き立てられるような作品。
⚪以下ネタバレ
ラストの男性の帰った家にはチンパンジーの妻と娘、ホーリーモーターズでは車同士の会話と才能を感じる。
⚪鑑賞
GYAO!で鑑賞(字幕)。