このレビューはネタバレを含みます
『愛情』についてを考えさせる寓話。
一途に、与え続ける…その真意は?
あなたの存在が幸せを与えてくれる。
だから、あなたに幸せでいて欲しいー
そんな願いによる自己犠牲。
母と子の関係性にも見えるけど、それは他の関係性にだって落とし込めるものだと思います。
どんな過去も、どんな未来も受け止める。
包容力を感じさせる、優しい表現と画でした。
愛情の本質を考えさせられる…
たぶん、そういう内容です(爆)
それがロボットだから、こういう描き方になるっていう…着想とか描き出す視点と普遍性とか、考察や思索が楽しい深さと、奥行きがあります。
で、お得意の脱線になるんだけど…(笑)
この世界観を観ている時に、ふと…
自分の中で新しいトピックが出てきました。
リモートにソーシャルディスタンス。マスクとか消毒ジェルなんかも…最近の当たり前について。
2020年を境にして…
きっと描き方って変わるよなぁって。
現在進行形の転換点。
だけど…私たちはその転換点を跨いで新旧の作品をリアルタイムで知る世代になりますよね。
とすると…この後、20年代なんて呼ばれるぐらい時が進んだ先の映像作品の中で、人々はどう描かれていくんだろう?とか…ポヤポヤと考えるのが楽しかった。
技術もだけど…
新しい思想だとか…
文化だとか…
望まない形だとしても、世界的なムーブメントが起きてるってのは…確かな事だもんね。
壊れた世界に…
私たちは、どんな部品を継ぎ足してくんだろう。
幼子たちの未来が、笑顔で溢れていて欲しいね。