良くも悪くも大味!
ストーリーも演出も起伏が少なく淡々と進むから、
じっくり見ると物足りなさはありそう。
逆に家で流し見するにはちょうどいいボリューム。
登場人物の感情的なものが全然描かれてなくて、
それが原因で、
真実は何だろう?
みたいな興味も全然かき立てられなくて、
見てる側としては感情移入もできず、
傍観者的にぼーっと見てる感じ。
あれかな?
感情面を表現するのが苦手な監督なのかな?
演出が淡々としてるから、
役者さんの演技もどうしても淡々とせざるを得ないけど、
その中で高橋惠子さんの演技が神がかっててやばい!!
一人だけ異質すぎる。
これだけで見る価値ある。
プロットも凝ってて悪くないと思うんだけど、
演出面で起伏をつけられなかったせいで、良さを出せなかったなという印象。
でもあまりにアイディアが突飛すぎて、
現実味がないんだよなぁ。
ってのもあるから難しいよね。
そもそも頭部切断殺人なんて日本ではほとんどないし、
官能小説なんて一般人に馴染みがなさすぎて。
ぼくの知り合いで、昔メキシコシティで働いてた人が、
「シティではマフィアの抗争で見せしめに生首置いとくのよくあってさ、ぼくもある朝通勤中に生首発見したからもうこの国無理だと思って帰ってきたんですよHAHAHA」
って言ってたから、
そういう国ならもっと現実味があったのかもしれない。