もじゃ

欲望のバージニアのもじゃのレビュー・感想・評価

欲望のバージニア(2012年製作の映画)
4.0
原題は「Lawless」まさに無法。

アメリカ禁酒法時代。不滅のボンデュラント兄弟達は悪徳役人達との抗争を生き残れるか?実話に基づく物語。

禁酒法時代がたまらない。わかりやすい悪者がいて、家族の絆が強く、守る為に銃を抜かなければいけない。こういう時代を経ているから、アメリカは銃を捨てられない。
主演で長男役がトム・ハーディ。タフガイ。まさにアメリカ。シャイア・ラブーフ演じる末弟のエピソードも可愛らしく楽しい。ジェシカ・チャスティン、ゲーリー・オールドマンも雰囲気があるし、ガイ・ピアーズの蝶ネクタイは皆が憎むべきキャラとして出来上がっている。
特別補佐官がやってきて兄弟と対立してからが中盤。色々とこの時代ならではのショッキングなことが起こるけれど、不滅っぷりを見せる兄弟が良い。映像も嘘っぽくなく、安っぽくなく古い時代を見せる。もう少し長くても十分楽しめたんじゃないかと思う。
役者陣の豪華さに驚いた作品。
もじゃ

もじゃ