熱帯雨林に囲まれたブラジル南部・ペロカオ。
この豊かな土地を巡って、二つのファミリー、シルヴァ家とカリバリョ家は長きに渡り権力抗争を続けていた。
ある日、シルヴァ家の家畜たちが惨殺されるという事件が起こるが・・・
吸血UMA・チュパカブラの恐怖を描くスプラッター・ホラー。
チュパカブラは血を吸うだけじゃなく、眠気も誘ってくれたので3日かけて観終わりました。
チュパカブラの造形や演出がチープなのはまぁいいとしても、脚本があまりにも目茶苦茶すぎじゃないか?
とにかく前半のダラダラ感がすごい。
正直いらないシーンが満載で、一応ちょっとした物語はあるんだけど、酒のんで暴れたりゲロ吐いたり、因縁の一族と無駄に殺し合いしたりと全く意味のない場面が続き、そこに何の伏線も無しでいきなりチュパカブラが出てくる。
モンパニ系のくせに、二つの反目し合う家族の殺し合いに異様に尺を取ってあり、何映画にしたかったのかよく解りません。
途中で食人により若返りの秘術を行っている奴が出てきたりと展開も意味不明です(しかもこいつは話の筋に全く関係ない)。
唯一まともに見えた主人公も、後半で単なる糞野郎であることが判明するし、兎に角何がしたかったのか解らないグチャグチャな映画です。