いじめられっ子達が仮装パーティーを開いていじめっ子達に復讐をするバイオレンスホラー。いじめられっ子の中にはインド（南アジア）系も混じっているのが個人的に好印象（中国系といった東アジア系も居れば更に良かった）。

三池監督の「オーディション」みたいな針刺しが有れば顔を溶かしたり指切断脊椎損傷も有ったりするのですが、いじめられっ子達は長々と文句を垂れるので拘束するだけで拷問が未遂で終わったいじめっ子が何人も居ればエンディングは良くも悪くもリアルで爽快感伴うストレートさを求めるとややストレスが溜まるかも。

しかしあえて殺さず一生残る傷を与えるという復讐は殺す以上に見方によっては残酷で、冒頭と終盤に登場するレストランに入った女性が受けた報いは強烈だしいじめられっ子達の親の攻撃や無関心も復讐の引き金となってるような描き方も有れば騒動に巻き込まれたベトナム帰還兵の男性が戦争での体験を通じて「見て見ぬふり」の罪を説いたりと、心に残るものは多かったです。

嫌がるいじめっ子達に無理矢理お互いを拷問させようとする辺りも印象的でした（男の方に関しては彼らが普段振りかざすマッチョイズムを利用してこんな事も出来ないなんてお前は腰抜けだぞ！的な煽りが有れば最高でしたが）。

いじめられっ子がいじめっ子に
復讐するという誰でも理解できる
素晴らしき映画なんだが、
どーにもこれまたテンポが微妙。

厨二っぽいセリフを長々と吐いて、
早く殺せよって思う事が1億回はあった。

雰囲気重すぎるのもちょっとね。
画面が暗くて見づらいから昼間に
殺してくれないかな。
お年寄りなんかが見れたもんじゃないよ。

こんな奴らは放っておいても勝手に
クリスタル湖に行って騒いでるところを
ジェイソンが殺すから彼に任せてればいいのだ。

• #ジェイソンを頼れ

大人しい性格のﾃﾞｲﾝは、横暴なﾌﾞﾗｯﾄﾞﾘｰ率いる一派に目をつけられ執拗な苛めにあっていた。

やがて同じ境遇の4人と出会い、ﾃﾞｲﾝたちはある計画を思いつく。

そして不特定多数の生徒たちにﾊﾟｰﾃｨｰの招待状が届いた時、冷酷残忍な復讐劇の幕を開ける。戦慄のﾊﾞｲｵﾚﾝｽ･ﾎﾗｰ!

という宣伝文句なので、ﾎﾗｰ好きな方は『ﾃﾞﾋﾞﾙ･ｽﾋﾟｰｸ』『ｷｬﾘｰ』『処刑教室(爆弾野郎の方)』を思い浮かべるでしょうが…
ﾘﾍﾞﾝｼﾞｺﾞｱｽﾌﾟﾗｯﾀｰ映画だと思って観ると玉砕します(^-^;

原題は『The Final』
犯人たちはいじめられっ子でいじめっ子たちに復讐するのですが、殺すのが目的ではないので、ｸﾞﾛはそんなでもありません。※指切断とか薬剤で顔溶かしたり酷いことにはなりますが…

どちらかと言うと、哀しきｻｽﾍﾟﾝｽﾄﾞﾗﾏでしょうか(;_;)

これ観る方はﾘﾍﾞﾝｼﾞ殺戮劇、ｸﾞﾛを期待してると思うので、肩透かしで評価を落としがちですが…想定外に出来がいい(゜ロ゜;

ｽﾄｰﾘｰのﾃﾝﾎﾟを落としてでも凶行に至る前振りをしっかりと描き、序盤から伏線をしっかりはっておきます♪
出だしとﾗｽﾄの絡め方も○

ｽﾄｰﾘｰに立ち入るとﾈﾀﾊﾞﾚになるので書きませんが、過去のいじめﾘﾍﾞﾝｼﾞﾑｰﾋﾞｰとは一線を画した意欲作!!

いじめられっ子たちの悲哀が強く、ﾎﾗｰではなくﾋｭｰﾏﾝﾄﾞﾗﾏかと勘違いするほどです(^-^;
監督さん、いじめられっ子だったのかな!?

ﾎﾗｰ度自体は高くありませんが、ｼﾅﾘｵはかなり斬新でよく出来ています(^o^)

有名な役者さんも出てませんが、しっかり演技指導され、細部も丁寧に作り込まれている隠れた良作です(^^)
※ただし、怖いというより、哀しいので観る人は選ぶ(>_<)

☆他のお勧めﾎﾟｲﾝﾄ
･被害者側のJKたちのﾙｯｸｽﾚﾍﾞﾙが異常に高い!ｺｽﾌﾟﾚあり(^-^)ｴﾛなし(´д｀|||)
･犯人側ｴﾐﾘｰ役の新人女優ﾘﾝｼﾞｰ･ｻｲﾃﾞﾙはかなり将来性が高い…
･この手のﾎﾗｰにしては珍しく日本語吹替えあり

ﾗｽﾄがちょっとあれなので、世間の評価は良くないでしょうが(笑)※いつものこと…
個人的にはかなり好きな映画です(^o^)

• #切ない
• #切なすぎる!
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