Same

デビル・インサイドのSameのレビュー・感想・評価

デビル・インサイド(2012年製作の映画)
3.0
裏ピースで唇に刻んだ逆さ十字架をアピールする極悪かあちゃんのポスターが怖い、モッキュメンタリーホラー。

モッキュメンタリーなのでPOV方式の撮影ですが、カメラマンがプロということで手ぶれでゲボしそうなこともなく、編集されているという設定なので、だらだらした感じも無くて見やすいです。

【あらすじ】
1989年アメリカ、コネチカット州で悪魔払いの儀式の最中、3人の神父を惨殺したマリア・ロッシ。彼女は精神鑑定後ヴァチカンの精神病院に収容される。2009年マリア・ロッシの娘イザベラは、母親の事件の真相に迫るため、カメラを伴いヴァチカンに向かう。そこで変わり果てた母親に遭遇し、本当に悪魔に取り憑かれていたのではという疑念を強くする。ヴァチカンにあるエクソシスト養成学校で、若きエクソシスト2人に出会ったイザベラは、教皇庁が容認しないまま、極秘に母親の悪魔払いを決行しようとするが。。。

中盤まではさながらヒストリーチャンネルでも見てるのか(笑)というようなノリですが、後半悪魔払いが始まりだすと、役者が役者役者してるというか、演技っぽいのでモッキュメンタリーという設定を忘れちゃいます。
もう少し、素人くさい演技というか、リアリティーが欲しかったかなあ。

それでもショックシーンはなかなか良くできていて、ちょっとビビらされます(笑)

ここからネタバレ






悪魔に取り憑かれたとされる女性達の間接が外れたようなエビぞりは恐怖。
知り合いがあんなんなったら、どうしたら良いんだろう(笑)

明確に悪魔が取り憑いているんだという確証めいたものは映像的には無いし、物を持ち上げるとか、派手な超常現象演出が無いので映画としては地味な印象です。それでもなかなか見させる力はありますね。

個人的にはラストがいまいち、あまりにも唐突に終わるのがちょっと勿体なかったかな。結末にリアリティを持ってくるのは良いし、結論を観客にゆだねる演出も嫌いじゃないんですが、映画としてもう少し落とし前をつけて欲しかったかなと思いました。

映画も短いし、内容もわかりやすいのでさくっと見られること請け合いです。
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