金塊を盗んだお馴染の不良中国人チャウを追いかけるストーリーで、ハングオーバー（2日酔い）ではないけど、でもしっかりとハングオーバーだった。
1・2と比べて評価が低かったので観るのを躊躇していたけど、これは観てよかったと素直に思えた。
たしかにこれまでのシリーズとは若干毛色は違う。ハングオーバーどころかほとんど酒は出てこないし、チョイ役だったはずのチャウが最重要人物になってるし、そのぶんフィルとスチュの存在感が薄くなっているし…。
ドリフのコントや水戸黄門のような、お約束の内容がお約束通り展開されるお約束の物語を期待していると、それは期待はずれと感じるのは当たり前だろう。
登場人物やスチュエーションをちょっとだけ変えて、同じことを同じようにやっていて果たして本当に面白いのだろうか？
そいう意味において今作は、今までのハングオーバーの雰囲気を保ちつつ、次のステップへと進んでいる。
その方向性に対して好き嫌いの好みはあれど、自分は充分に楽しむことができた。
