イライライジャ

ガーゴイルのイライライジャのレビュー・感想・評価

ガーゴイル(2001年製作の映画)
2.9
「愛があれば絶望もやってくる」という監督の言葉に納得。セックスすると食い殺したくなる奇病という設定がかなり責めてるけど、愛してる人は抱けず愛してない人を抱いて喰い殺す生活をしてる。そんなこと絶望でしかない。
その役を演じるのがヴィンセント・ギャロ。
もっと重症な同じ奇病を患わせるのがベアトリス・ダル。あまりに怖い演技をするもので、狂気が画面を支配していた。
もうこの2人がそんな役を演じてる時点で濃くてヤバイのに全然コラボしないのが残念。ラストにバトルを期待していた。
ヴァンパイアでもカニバリズムでもない不思議でグロテスクな世界観だった。