原作未読
結構面白かった。
現実と意識の境を曖昧に。しかし、よく見ればはっきりわかる演出をしてくれる丁寧さは流石。作品自体が監督と相性よさげ。
ただCGVFXをみるに、予算がない分、割食った印象。
ていうか黒沢清じゃなかったら、ここまで観れるものになっていなかったかも。
回路のごとく荒廃した意識の世界を彷徨うシーン。
また蚊帳を利用した怪しい演出とフィロソフィカル・ゾンビの不気味さよかった。
首長竜の理由それだけ?っていうのは気になりましたが、
演出を楽しむことを主とすれば楽しめました。
エンディングはストレートでいいですね。
※追記※
「黒沢清(映画監督)×高橋洋(脚本家)『リアル 完全なる首長竜の日』をめぐって」をみた。
監督もずいぶんお悩みだったご様子。