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ソレイユのこどもたちのmingoのレビュー・感想・評価

ソレイユのこどもたち(2012年製作の映画)
3.8
トークメモ
奥谷さんは映画美学校出身。
佐藤真が「ドキュメンタリー東京」では捉えられているものがない、写真はあるけどとよく言っていた。その一貫で撮り始めた。野良犬てあんまり居ないなあと思っていた、羽田の滑走路に犬が紛れ込んでしまったという記事をみた。
佐藤さんに完成した作品を見せれなかったけど応答がみつけられた。「日常を撮る」阿賀に生きるにおいての表情の輝き。小学生が石を投げてくる緊張感、おじさんの機嫌が悪くて船に乗せてくれなかった。「大人が石を投げさせている」という意味。
真っ暗の中で水の音と工場の音は何。多摩川を隔てて大田区滑走路と工場がある。意図的に整音して入れた。下水から眺めた風景。
佐藤真映画は映画の中で答えていたりも味のひとつだが、ソレイユに関してやりとりは答えない。それはなぜか。疑問を投げかけていたら取材などで辟易していたため。虚構と現実が入り混じっている、物語化している。なので喋りたいことを切り取っている。ホンは無いけど春夏秋冬、一年で撮ろうとは決めていた。朝と夜は撮る。佐藤さんは「ドキュメンタリーはフィクションだ」時系列を動かす。街が開発の波で変わりつつあって「月夜釜合戦」は劇映画だというと寅さんやないか!と積極的に参加してくる。
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