最新作ジェットブレイクのための何度目かの復習。
今作はドムは出ず、代わりにブライアンの相棒に幼馴染のローマンが出てくる。
今やすっかりコメディポジションとなっているローマンだが、今作はブライアンのような警察官に恨みを持つ不良だった。
口は立つが目はギラついている。
ドムを信用していったブライアンと対照的に最初からお前なんか信じないというスタンス。
ここからどうやって仲直りしていくか？
そりゃ車しかねえ！という何とも微笑ましい友情物語となっている。
そして舞台となるマイアミのレース等賭け事を仕切っているテズも出てくる。
現在はメカニックでアクションも出来るテズだが、今作はそんな要素は微塵も出していない。
ふと考えたら全くそんな要素がないのにメカができるヤツという後付けを引っ提げて再登場したMEGA MAXは笑える。
このシリーズはそういう後付けのための方向展開が上手いのだ。
あとは捜査官としてエヴァ・メンデスのモニカとレーサーのデヴォン青木が出ている。
完全な推測だが、これから作られるとかなんとか噂のある女性だらけのワイスピスピンオフにこの二人は出るんじゃないかなぁ。キャラがとても立っているし。
今回も前作に引き続き潜入ものだがそこにバディが合わさっている。
いがみ合いながら目的遂行のために活躍する凸凹コンビ、ということでノリは良い意味でまだまだ軽い。のほほんとして良かったなぁ…
カーアクションは依然として楽しいが最新作と比べると地味。いや最新作がおかしいんだが…笑
作品が続くにつれてカーアクションがどういうもんかという基準を塗り替えさせてくるのがこのシリーズの怖いところ…笑
何度観ても最高なのはラストの作戦。
シリーズ通してもスマートな方法！
ワイスピ完結作はこのアイデアをもう一度使うんじゃないかと勝手ながら思っております。
吹替はローマンが今ドムの声をやっている楠大典さん。
シリーズを見返すたびに違和感があるので完結したら今の吹替で再録して欲しい。
