しゅん

昼顔のしゅんのレビュー・感想・評価

昼顔(1967年製作の映画)
-
お金持ちで優しいイケメンと結婚して幸せいっぱいのはずなのに性生活だけがうまくいかず妄想が止まらない姉ちゃんがお昼の娼婦を始めちゃう話。ドヌーブの波打つ髪と揺れる臀部に揺蕩いながら、妄想と現実の境の消失点をさまよう。森を上昇するショットと街へと下降するショットが重ねられるサイケと耳にこびりつく鈴の音の呪いにやられる100分間。チンピラ共の強盗シーンや謎の紳士との死の遊戯のシーンも幻想に覚えてくる。最後の唐突な笑顔がやばい。
ドヌーブに恋するチンピラはなかなかセンスのいいジレを着ているのに靴下には穴が空いてる。映画自体が穴から女の世界を覗いたようでもあります。
しゅん

しゅん