このレビューはネタバレを含みます
なんか、えらい癖強い映画だった。
アイルランドルーツの劇作家マーティン・マクドナーが脚本と監督を担当。
ブラックジョークで会話を進めながらモラル無視のストーリー展開。
演劇でも映画でもそのスタイルは変わらず。
ストーリーはなんだろう、どいつもこいつも行き当たりばったりで収拾つかん感じ。
登場人物の言い回しが、ちょいちょい面白くてそれで何とか観てられるけど。
あと、劇中劇がやたら面白い。
地獄へ堕ちるために自ら首を切り裂いたサイコパス殺人犯を追うために、自分も首を切り裂いたクエーカー教徒の話とか特に。
ラストのクリストファー・ウォーケンの脚本家へのアドバイスがなんか良かった。
「夢オチって、くだらないとか言って嫌がられるけど、私はアリだと思うよ。だって人は皆夢を見るんだから」
って。
ちょっとハッとしたな。。