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鳳鳴 フォン・ミン 中国の記憶のmingoのレビュー・感想・評価

4.0
1点台はつけてるやつらは1ミリも話を理解する気がないと言う意味でやばい。「歴史を知る」という意味が生きるうえで作用することは何だろう。
1950年代以降の反右派闘争や文化大革命の粛正運動で数々の迫害を受けたフォンミンばあさんが74年に名誉回復されるまでの約30年にわたる苦境を自ら語るわけだがカット割りもなければ構成もクソもない、フォンミンばあさんがひたすら3時間語る、これが真のドキュメント。地方の新聞記者として働いて結婚したが同じく記者である夫の執筆した記事が原因で右派分子のレッテルを貼られふたりは別々の強制収容所へ送られてしまう経緯の過去の記憶を言霊にして発する。いま現在中国に生きている人でさえきちんと知らない歴史が闇の彼方へ消されてしまう中「死霊魂」へと通ずる記憶であり記録である。
死霊魂と同時公開は必須案件…
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