『ククク…奴は元カレの中でも最弱…』
ラモーナに気持ちをよせる主人公スコット。彼女をデートに誘った所、主人公を襲ったのはラモーナ一人目の元カレだった。元カレ7人を倒さないと彼女と付き合えない!?
日本のゲーム文化と青春活劇が見事にマッチする化学反応。呼吸感、現実と非現実が混ざり合う画面が最高。
ずっと小走りを続ける映画。元カレとの戦いは「マトリックス」ばりのダイナミックさ。一見、普通の画面でもVFXを駆使し、漫画のコマを再現したような画作りも印象的。
映画の中で遊ぶというより、『映画で遊んでいる』印象。エドガー・ライト監督のオタク魂、映画愛は相変わらず。
また、恋愛に対して前向きな気持ちになれる作品。
自分の非を認め、相手に敬意を払うことで成長する描写は素晴らしいし、ナイヴス(主人公の前の恋人)の、主人公(恋人)が前に進むことを止めない様子にはつい涙が出てしまう。
元カノのリストを見たがるラモーナについキュンキュンしてしまった。
監督は今作がきっかけでアナ・ケンドリックと交際を始めたよう。(うらやまけしからん)
恋愛ってもっと前向きなものなんですね。