ぬーたん

僕が星になるまえにのぬーたんのレビュー・感想・評価

僕が星になるまえに(2010年製作の映画)
3.3
JJ・フィールド目当て!放映中の『ニューアムステルダム 医師たちのカルテ』シーズン2で出て来た理学療法士にズキューンとやられて、その方がJJ様♡顔もイケメンだけど、その役のツンデレとブチューっていうキスの仕方がもうね凄くて♡で早速手持ちのこちらを。しかし邦題がまあ酷いっす。酷い中でも特に酷い。『Third Star』という素敵な原題はちゃんとセリフにも映像にも出て来るというのに!フガフガ。
2010年作品だけど日本公開は2013年。主役はベネディクト・カンバーバッチ。前半お腹が空く名前、後半はワケ分からん名前の方。これが初主演映画だそう。その後は飛ぶ鳥も落とす勢いの活躍の鳥のような顔。私が最初に観たのは『SHERLOCK』まさかね、ホームズがこの方とは!あのショックな出会いですっかり嫌いになったけど、だんだんとまあこのホームズもアリだなと思わせたから大したものだ。ちなみにホームズは色んな役者が演じているが、最初はギョッとしても案外馴染んじゃうから、それはホームズという人間がいかに魅力的なのかということだと思うなあ。
邦題の通り、末期がんでもうすぐ星になってしまう29歳の若者ジェームズ。最後の願いを叶えるために、3人の親友に頼みバラファンドル湾という場所に一緒に行くことになる。まあ、アラサーの『スタンド・バイ・ミー』だね。
その親友の一人が愛しのJJ様。残りの2人ビルとデイヴィーが野性的でむさくるしい雰囲気だから、このJJ演じるマイルズがイケメンの清潔感あるのスタイル良いので、何だか違和感あるよ。かなり重要な役だしベネカンとの2ショットも一番多く、いやーウットリ♡でもね、良く観ると、髪が天パークルクル、М字に剃りあがった生え際…ジュード・ロウでない?という感じで顔も似てる。いや、ハゲてないから良いものの…😅
4人はキャンプしながら旅をするのだが、途中で取っ組み合いの喧嘩をしたり、ののしり合ったり、割と見苦しい。女子と違って、その後はケロリとして元に戻ってるから、不思議だ。そんなもん?女子は結構根に持つし、きちんと謝らないと元には戻れない気がするねえ。カートに全員がつかまって坂を降りるシーンが好き。子供に戻った4人がただただ、今を楽しんでいるようで。
海岸で出会う不思議なオッサンをヒュー・ボネヴィル。うーん、この人の登場の意味は良く分からなかったなあ。
ストーリーは友情物語では終わらない。末期ガンの若者が主役だ。その旅の終点は?‥今どき良くあるタイプ。共感する部分と疑問に思う部分もあるが、考えさせられる。
JJ目当てに観たが、あまりにもベネカンがガン患者になり切り過ぎて、上手過ぎて、気が付けばベネカンに感情移入してすっかりJJは置いてきぼりに。ああやっぱり凄いな~ベネカン、顔といい演技といい、抜きんでている!
男同士の友情、きっと爺さんになっても続くんだろうなあ。私も男友達いるけど、長い付き合いだし気心知れている。じゃあな、と別れて数年後に再会したら、よお!と言ってその間の時間がすっと消えちゃう、そんな友達ってやっぱりいいよね。
いやー、でもやっぱりJJ・フィールドもう少し追いかけてみようっと。
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