みかん

マッキー/Makkhiのみかんのレビュー・感想・評価

マッキー/Makkhi(2012年製作の映画)
3.0
バーフバリ、マガディーラとS.S.ラージャマウリ監督の過去作を続けて見て、その勢いで本作も見てみました!
インド映画ってあんまシネコンでやってるイメージないけど、本作ってそもそも日本上映されてたんかな。。。

バーフバリもマガディーラも本作も、男女がお近づきになる方法が独特過ぎるし、そんなんで惚れるん?って毎回笑う。
今回も美女にどっぷり入れ込む男二人が戦う話ですが、男二人ともビンドゥを見る目つきが怖い怖い。
ジャニはストーカーっちっくだし、スディープはサイコだし。
まじで、ビンドゥはジャニのどこに惚れたんだろ。。。

まぁそこは良いとして、問題はハエ!!
マガディーラに続き本作も転生モノですが、ハエに生まれ変わるというトンデモ展開。
タイトルの「マッキー」はヒンディー語で「ハエ」の意味らしいです。
インドではやっぱ絶対的な運命論や輪廻の思想も根強いのかなぁ。
でも、何でハエなのか。意味があるんかなー?

ただ、私は虫が大の苦手なので、思ってたよりハエの見た目が気持ち悪すぎてダメでした。
せめてもうちょいデフォルメされた可愛らしさとかあれば愛せたのに。
アップのシーンとかは薄目で見ながらなんとか耐えました。
何一つ可愛くない。。。
ハエの耳障りな羽音も無理すぎて集中できんて。。。
劇中のスディープと同じ苦しみを味わった気がします。
ハエがひたすら復讐の為に目の前を飛び回り邪魔しまくるのがずっとずっと続く。
ラストの畳み掛けもずっとぶっ飛んでて、私はこの作品を何で真面目に見てるんだろうって思えてきた。
つまんないとかではなく、どういうテンションで見ればよいかよくわからない感情。
ただ、唯一"I WILL KILL YOU"って煽るシーンは思わずカッコいい!ってぶちあがっちゃいました。
あと、すっかりハエに怯える情けない男に成り下がったスディープが哀れでサイコーでしたね。
むしろ悪役スディープのほうが良い演技していて楽しかったです。

本作はハエが踊ります。
こんなにもテンションあがらないダンスもなかなかないです。
みかん

みかん