ショウコ

父の秘密のショウコのレビュー・感想・評価

父の秘密(2012年製作の映画)
4.3
原題は「lucia(人物名)それから」あたりになる様です。とんでも胸糞+鬱映画でした閲覧注意⚠️

イジメのトリガーは軽率にハメ撮りOKした事。まるで、悲惨な交通事故という結果を突きつけ飲酒運転すんなよ?と煽るビデオでも見せられてる様で抑止効果絶大です。でもお話の主軸はたぶんパパと娘の華麗なすれ違い、ディスコミュニケーションの方だと思った

冒頭から4分ものワンカット。修理から返ってきたばかりの車を信号待ちで乗り捨ててどっか歩いていっちゃう男性。おいおい大丈夫か?
「車どうしたの?」「売ったよ」「……」
そうかコイツがパパなのだな🤔と言うか鍋すごい。ありゃなんで泣いてんの?

…って感じで説明ゼリフも音楽も一切無いんですけど、画と自然な日常会話だけで容赦なく解らせてくる。それもビックリするぐらいカットが少なくて、脚本が細密に計算されてるのが嫌でも伝わります。ひたすらフィックスの長回し…数えてませんが100ぐらいしかカット数が無い(普通の映画は1000前後)んじゃないでしょうか。これらがパズルの様にパタパタ噛み合っていく構成が非常に気持ちいい。監督一人よがりの難解映画とはワケがちがった

蓄積させられた緊張&ストレスが、ハナからMAX近辺でピクピクしてたパパの超必殺技ゲージとダブる作りになっていて息が苦しくなった。「カット割るのとおめーが目を背けるのどっちが先かな😏」と勝負を挑まれてるみたい…ハネケかよ!ラストもファニーゲームくさい

プールでトレーニングしてたしきっと計画的だったんだろうなぁ。父と娘で取る行動が正反対!この先どう転んでも最悪、という完膚無きまでのバッドエンドですけどある意味じゃ救いかも知れない

ヤる側のあまりの躊躇いなさに少し無理があった気はする。腐っても高校生だし…。もしその辺の、退くに退けない同調圧力みたいな心理まで描かれてたらなお良かった