バナバナ

LIFE!のバナバナのレビュー・感想・評価

LIFE!(2013年製作の映画)
5.0
ウォルターはLIFE誌の写真管理部に17年間務めるベテラン社員。
同じ会社に勤める女性社員に直接アプローチ出来ず、出会い系サイトを通じてなんとか連絡を取ろうとする小心者だし、仕事が地味なせいか、いつも妄想ばかりしている。
しかし、ライフ誌が休刊になり、とうとう最後の表紙となる写真が送られてくる筈だったが、それが封筒に入っておらず、ウォルターは世界中を回っている写真家・ショーンを追う為にNYから世界に旅立つこととなる。

前半はぱっとしないウォルターだったが、実は子供時代はアクティヴで、父親が亡くなる直前に、バックパックで世界を旅する予定だった事が分かってくる。
彼がショーンを追って世界を回る事は、元々やりたかった事。
ウォルターは旅する事によって、本来の自分を取り戻せたように思う。現実は世知辛いけど、きっと今の彼なら、今後はもっと自分らしく生きていけるだろう。

思うに、ベン・スティラーは、子供の頃からLIFEを愛読していたのではないかな。
でないと、こんな話はなかなか思い付かない様に思う。
この作品を観たら、ベン・スティラーの事も好きになった。
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