中国の清王朝(1636~1912年まで続いた)最後の皇帝の人生を辿った波乱万丈な重厚な人生ドラマ。
2才で皇帝に即位、古い伝統に縛られた紫禁城での生活、城の外では欧州列強の中国の半植民地化やそれに反発する内乱が進んでおり、、、と、史実を忠実に再現系ではないですが、世界史好きな方は特に楽しめると思います。
皇帝の血を受け継いで生まれたが故に、第二次世界大戦前後の動乱に否が応でも巻き込まれ、翻弄される人生。
その中での懊悩や煩悶、絶望。
それでも時代は彼を殺さなかった。
最後はファンタジー感で重苦しくならないので、考えさせられるけど割とさわやかな余韻に浸れる感じでした。
映画史に残る壮大な即位式のシーンは圧巻です!
ただただすごい!