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「埼玉家族」に投稿された感想・評価

YokoGoto

YokoGotoの感想・評価

2.6
完山監督の長編デビュー作“seesaw”が素晴らしかったので、完山監督作品が見たくてDVDを購入。本作は、若手監督4人のオムニバス映画。全くテイストの異なる作風の4作品が集まって、一つの家族像をつくりあげた作品。
さすがに、テイストが全く違っててビックリした。それぞれの作品の感想は、好みで分かれるだろうと思う。
1本目の「ハカバノート」(福山功起監督)は、人間関係に悩む女子高生の話。タッチがちょっと軽かったのと、ちょっと高校生のセリフとは思えないセリフが混じっていて、ちょっとだけ違和感を感じる場面があった。美山さんの雰囲気はとても良かったが。
2本目の「キャンディ」(加瀬聡監督)は見知らぬ女の子と逃避行する母親の物語だが、ちょっと設定が強引すぎて、感情移入しにくい所があった。主人公の母親の感情も、説明するシーンがあまりなくピンとこない。
3本目の父親の物語(角川裕明監督)は、ミュージカル仕立てだったので、そもそも、私がちょっと苦手なタイプ。ごめんなさい…..。
4本目の「ライフワーク」が父と衝突しながらカメラマンを目指す息子の物語で、完山監督の作品。光が反射したような画のテイストは相変わらずで、俳優陣の演技も比較的ナチュラル。他の3本とチョット違うところは、息子のキャラクターを丁寧に描いているところ。礼儀正しく素直で優しく、将来を決断しきれない初々しい青年像を、周りの人との関わりや行動で表現していたので、青年の感情が分かりやすかった。年上の彼女との関係や、その存在の大きさも、少ないシーンでよく表現されてた。ネタバレになるが、彼女が青年の指を噛む演出はとても良かった。彼女の気持ちがよくわかる。w 30分という短い時間に、青年のキャラクターと心の動きをまとめるのは、とても大変だったと思うが、ラストシーンなどは、監督らしいセリフで締めくくってあったと思う。やっぱり、映画のタッチが自分の好みに合っているし、とても才能のある監督だと思う。
ぜひ次は、長編を撮って欲しいな。応援してます!
(点数は、あくまでも映画全体としての感想)
面識ある監督がお二人いるんですが、見終わって劇場出たらほとんど中身あんま覚えてないんですよ、、なんとなく見て思った感情は見た順から普通、苦痛、苦笑、いつも通りでした