てる

マイティ・ソー ダーク・ワールドのてるのレビュー・感想・評価

3.6
前回よりもソーが大人になっている。
今回はソーがカッコいい。以前のイキりボーイが落ち着いたヒーローになっている。カッコ良かった。
片やオーディーンどうしたの? 以前は落ち着いていて、強くてカッコよく、王の威厳があったのに、一体どこに置いてきてしまったのか。前作のソーみたいになっているではないか。王妃が死んだのもこのアホな王様が余裕ぶっこいてるからでしょ。血は争えませんな。
今回も王の意思を無視して単独行動に走るソーたち。でも今回はファインプレイかもね。前回は兄弟喧嘩だったけど、今回は無事に世界を救いました。ちゃんとヒーローしてます。紆余曲折あって、ワガママ王子から世界を救うスーパーヒーローに成長しました。
今回はヒロインが活躍しましたね。前作は折角ナタリー・ポートマン使っているのに、あまり活躍の場がなくてガッカリした。だけど、今回は序盤から謎のパワーを授かり、話しの要になった。そのパワーを使って活躍するのかと思いきや、アベンジャーズの一員にはならず、ヒロインポジションは譲りませんでした。マーベル作品はヒーローが次々出てくるので、そのヒロインポジションを動かないのは好感を持てる。後半でも科学者として活躍してるし、人間も捨てたもんじゃないと思わせてくれた。
そして、ロキ。今回は兄弟同士手を取合い敵に立ち向かっていた。やっぱり裏切るんかい! って何度もハラハラさせられたが、共闘している姿には感動した。味方だと頼もしい。とはいえ、最後の最後は安定のロキ様であらせました。ある意味ホッとした反面、そろそろ落ち着いたら? と思ってしまった。
やっぱりマーベルのCGの技術はすごい。戦艦で戦うシーンは面白かった。スター・ウォーズじゃん。マイティ・ソーでスター・ウォーズを感じるとは思わなかった。マイティ・ソーもどんどん世界観が大きくなっていて、神話に収まらなくなってきている。次回作も楽しみだ。
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