ある日、突然、悪魔が降りてくる。気が付くと、途方もない孤独が待っていた。抑えようもない怒りがこみ上げてくるが、誰にぶつければいいのか分からない。現実とは思えない現実に直面し、ある人はテロリストになって他人を攻撃する。ある人は精神を病み自分を攻撃する。自分はどちらを選ぶのだろうか。もしかしたらテロリストに成るかもしれない。良く分からない。そんな苦るしみに直面したことがないから。
この主人公は、自己を攻撃することを選択した。実はこれが最悪のテロ行為なのかもしれない。全てが破壊されるが、天国には召されない。だから生きるしかない。まだ死ぬ訳にはいかないし、死んでいるように生きる訳にもいかない。頑張って生き抜くしかない。フーやブルースの曲を聴きながら。
