このレビューはネタバレを含みます
現世で会話を交わした事がある人は、前世でも繋がりがあったらしい。輪廻転生なんて信じないけど、もし、それが本当だったとしたら、自分は前世でも人間関係に恵まれていなかったのかもしれない。独りになりたいけど、それも辛くて、人間関係に悩まされていることに幸せを感じるしかないのだろうか。
農耕民族ではなくて、狩猟民族が良かった。孤独に狩りがしたい。大勢で集まって沢山儲けても面白くない。そんな中で出会った最愛の人と交わした別れの言葉が「また、来世で」なんて悲し過ぎるではないか。なんて救われない言葉なのか。人生最後の瞬間に使うべきだ。そうでなければ、最愛の人ではなくて、最悪の人に使いたい。明日あたり使ってみようかな。
グレタ・リーは「The Morning Show」以来だと思う。その印象が強いせいか、韓国語を話しているのにビックリしてしまった。コテコテのアメリカの業界人で、韓国語は話せないと勝手に思っていた。移民２世なんですね。両親の文化を引き継いでいるんだね。言葉って文化の象徴だから、韓国語が分からないと韓国の事は分からないと思う。だから日本映画と、何となく分かる英語の映画を主に観ている。この映画の７割ぐらいは韓国語だったので、字幕があるとは言え、ちょっと居心地が悪かった。ノラの旦那さんのような心境。だから「何しにきたんだ、ヘソン！」と睨みながら見てました。すみません。
